ワインの楽しみを広げるワインサーバー

「地元、山梨・長野のワインを１種類でも多く、お客さまに楽しんでもらいたい。エノマティックならワインを少量から提供することができる点に魅力を感じ、導入しました」今回は星野リゾート リゾナーレ 八ヶ岳、YATSUGATAKE Wine house 責任者の北嶋文雄氏にお話を伺った。

●（左）
星野リゾート リゾナーレ 八ヶ岳
YATSUGATAKE Wine house 責任者
北嶋 文雄氏

●（右）
星野リゾート リゾナーレ 八ヶ岳
メインダイニング 「オットセッテ」ソムリエ
井上 信太郎氏

八ヶ岳の麓にたたずむ、まるでイタリアの山岳都市を想わせるリゾートホテル「星野リゾート　リゾナーレ 八ヶ岳」。日本初のワインリゾートとしての顔ももち、ワイン好きを満足させるレストランやショップが目白押し。そんなワインリゾートならではのスポットが「YATSUGATAKE Wine house」。

ここは「山梨、長野を味覚で旅をする」をコンセプトに掲げ、山梨県・長野県のワイン24種類を試飲・購入することができるワインショップだ。シックな木調の店内にはカウンターをしつらえ、中央のショーケースには地元産のワインが美しく並ぶ。そしてその店内で一層の存在感を放っているのが店内奥に鎮座するワインサーバー「エノマティック」だ。

●イタリア製で洗練されたスタイリッシュなデザイン。
「elite8（8本タイプ）」198万円～

お客はまず、キャッシャーでカードを受け取り、カードリーダにカードを差し込んで、抽出ボタンを押すと、セルフサービスでワインを楽しむことができるというもの。「地元、山梨・長野のワインを１種類でも多く、お客さまに楽しんでもらいたい。エノマティックならワインを少量から提供することができる点に魅力を感じ、導入しました」そう話すのは星野リゾート　リゾナーレ 八ヶ岳、YATSUGATAKE Wine house 責任者の北嶋文雄氏。店内のインテリアを損なわない、スタイリッシュな外観もこの機器を選んだ決め手の一つだったという。

お店側にとってのメリットは計画的に一定量をグラスで販売できることだ。抽出時に窒素ガスをワインボトル内に充填するため、ワインの品質を３週間保つことができ、グラス売りしてもロスが少ない。そして、セルフサービスによりスタッフの労力と人件費が削減できる。

また、この「少量売り」の利点を最大に生かせるのが、希少なワインも無駄を出さずに提供できること。例えば同店では『登美』（サントリー登美の丘ワイナリー）の価格がボトル１本1万4700円。これを25㎖7６0円で提供している。飲んでみたくてもいきなりボトルで購入するのには手が出しづらい高価なワインでも、試してみて納得することができれば、買いやすい。このように試したワインが購買につながることも実際多く、売り上げアップに貢献している。
「気になるワインを、気兼ねなくご自分のペースで試せるというエンターテイメント性もお客さまに好評です」（北嶋氏）

エノマティックには１台に8本セットすることができ、左右４本ずつで温度設定できるので赤と白で最適温度で提供が可能。またパソコンにLANでつなげて専用ソフトを使用することで、来店頻度やワインの好みなど、顧客の情報を管理することができたりと、機能も多彩。
「このショップでたくさんのワインを試していただき、もっと山梨・長野ワインの魅力を知っていただければ」と語る北嶋氏。エノマティックはその力を最大限に発揮し、助力している。

●（上）　
試飲スペースでは軽食も提供
『ドメーヌ　ミエ・イケノ シャルドネ2013年』5000円、
チーズ、生ハムなどおつまみ各種350円～

星野リゾート リゾナーレ 八ヶ岳
YATSUGATAKE Wine house　

住所／山梨県北杜市小淵沢町129-1
電話／0551-36-5161
　　　ブックス＆カフェ内（内線番号）418
営業時間／10：00〜22：00(L.O 21：30)
HP／http://www.risonare.com/cuisine/cuisine17.html